テルモは、ペン型注射器用の使い捨て注射針「ナノパスニードルII」を9月3日に発売。ナノパスニードルIIの直径は0.18ミリで、注射針として世界最細。 (以前は0.2ミリ)従来品よりも細くすることで注射時の痛みを軽減でき、注射時の負担を下げる効果があるそうで。ナノパスニードルIIは、患者自身が治療のために自分で薬剤注射をする 「自己注射」で使うペン型注射器向けに開発されたもので、針先は左右非対称の刃物構造。 皮膚内に滑るように針が入るよう工夫されているとのこと。注射時の痛みは、皮膚表面1平方センチあたり100~200個存在する痛点に、 針先が当たることで起きるもの。注射針の直径を小さくすると痛点に当たる確率を下げられ、また、 注射針の根元(0.24ミリ)から先端部に向かって細くなる構造を採用し、 薬剤の注入時に起きる痛みも低減しているとのこと。 これで、自己注射が必要な糖尿病患者の痛みと心理負担が少しでも削減されるはず。通常の注射針にも、同じようなものが採用されたら、子供の病院嫌いも減るかもしれません。ただ、あまりに細いと、血管注射には向かないようなので、更なる研究が必要です。以前から思うのですが、これだけ世の中が色々な進化をしているのに、 なぜ未だに針を体に刺すという原始的な方法なのか。当時色々調べてみましたが、鼻からの吸引方法だったり、 貼り薬の研究も行ったようですが、いずれも安定的な薬剤の吸収が出来ないため、 すぐに消えてしまっているようです。実は注射が結構苦手なので、是非、痛くない注射針が早く出てきて欲しいものです。
No comments:
Post a Comment