(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、このたび、オーストラリアにおける医薬品販売会社「エーザイ・オーストラリア・プライベート・リミテッド」が、抗がん剤「Halaven(R)」(一般名:エリブリンメシル酸塩)について、「アントラサイクリン系及びタキサン系抗がん剤を含む少なくとも2種のがん化学療法による前治療歴のある局所進行性・転移性乳がん」に係る効能・効果でオーストラリア保健・高齢化省(DepartmentofHealthandAging)の承認を取得したと発表しました。本剤は、当社が自社創製・開発した新規抗がん剤であり、前治療歴のある進行又は再発乳がんを対象とした臨床第III相試験(EMBRACE試験)において、単剤で統計学的に有意に全生存期間を延長した世界で初めてのがん化学療法剤です。現在、今回のオーストラリアでの承認を含めて世界39カ国で承認を取得しています。乳がんは世界中で2番目に多く診断されるがんであり、オーストラリアでは現在約15万人(※1)の患者様が罹患され、毎年約1万5千人(※2)が新たに乳がんと診断されていると報告されています。今回の承認によって、オーストラリアにおいてもアンメット・メディカル・ニーズの高い後期転移性乳がんの患者様がこの革新的な治療薬にアクセスすることが可能となります。当社は、中期戦略計画「はやぶさ」の大グローバリゼーション戦略において、2015年度までに世界のトップ20カ国の医薬品市場すべてに進出を果たし、5億人を越える患者様に貢献することをめざしています。オーストラリアはオセアニアを代表する大国であるとともに、世界で第13位の医薬品市場です。当社は「Halaven(R)」を軸として、製品ラインアップおよび販売体制の充実をはかり、オーストラリアの患者様とご家族のベネフィット向上につとめてまいります。
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