英の大学、ネズミで成功 聴覚を失わせたネズミに移植した人のES細胞。黄色が聴神経に成長した細胞(英シェフィールド大提供) さまざまな細胞に成長する胚性幹細胞(ES細胞)からつくった細胞で、耳を聞こえなくしたネズミに聴覚を回復させる実験に成功したと、英シェフィールド大などのチームが12日、英科学誌ネイチャー電子版に発表した。 聴覚は聴神経が一度失われると元に戻らないとされるが、幹細胞からつくった細胞を移植して回復させる再生医療につながると期待される。 チームは、人のES細胞から、耳の奥(内耳)にあって音の振動を感知する有毛細胞に似た細胞と、その刺激を伝える聴神経に似た細胞をそれぞれ作製。聴覚を失わせたネズミの耳に移植。10週後、ネズミの聴覚が回復したことが分かった。2012/09/13 02:00
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