血管内皮細胞増殖因子(VEGF)受容体1,2,3阻害剤チボザニブ 進行性腎細胞がんを適応とした米国での承認申請に関するお知らせアステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、米国の医薬品会社アヴェオ社(英名:AVEO Oncology、本社:米国マサチューセッツ州)と共同で開発を進めている、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)受容体1,2,3阻害剤チボザニブ(一般名、英語名称:tivozanib、開発コード:ASP4130)について、アヴェオ社が進行性腎細胞がんの効能・効果で、米国食品医薬品局(FDA)に製造販売承認申請を提出しましたのでお知らせします。チボザニブは、進行性腎細胞がんとその他固形がんにおいて臨床的に確立された標的である血管内皮細胞増殖因子(VEGF)経路を強力かつ選択的に阻害する半減期の長い薬剤です。 今回の申請は、全身性の治療歴のない進行性腎細胞がん患者517人を対象にチボザニブの有効性および安全性を評価する無作為優越性検証ピボタル試験であるグローバル第III相試験TIVO-1の結果と、チボザニブの投与を受けた千人を超える患者が含まれる17の臨床試験データに基づいて行われています。TIVO-1において、チボザニブは、既承認薬のソラフェニブに対する無増悪生存期間の統計学的に有意な延長と、良好な忍容性プロファイルを示しました。TIVO-1の試験結果は、2012年6月に米国シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO:American Society of Clinical Oncology)で初めて発表されました。本件については、米国において、現地時間9月28日に対外発表しています。
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