2012.10.20 06:45田辺三菱製薬は19日、後発医薬品(ジェネリック)事業で資本提携していた長生堂製薬(徳島市)との提携関係を解消する、と発表した。新製品の開発などをめぐり、互いに期待した効果が得られなかったためとしている。田辺三菱は長生堂の発行済み株式51%の全保有株を長生堂の播磨久明社長個人に譲渡する。譲渡額は明らかにしていない。田辺三菱は提携解消により、後発医薬品事業の新たな戦略構築を急ぐとしている。田辺三菱は2008年4月、後発医薬品を販売する子会社「田辺製薬販売」(大阪市)を設立、翌月に長生堂の株式を取得。後発医薬品の開発・製造を手がける長生堂との資本提携により、品ぞろえの充実などを図った。田辺製薬販売が厚生労働省から製造販売の承認を受けて所有する成分は、提携当時の14から139に増加した。ただ、中長期的な視点で新製品開発を推し進めたい田辺三菱と、短期的な利益創出を目指す長生堂の間に方針のずれが生じたという。
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