塩野義製薬株式会社と寿製薬株式会社は、寿製薬が保有するコレステロール吸収阻害薬(開発番号:KT6-971)に関し、塩野義製薬が全世界における開発・製造・販売権の許諾を受けるライセンス契約を締結しましたので、お知らせいたします。 本契約締結に伴い、塩野義製薬は、寿製薬に契約一時金を支払うとともに、開発の進捗に応じたマイルストンおよび売上高に応じたロイヤリティーを支払います。 KT6-971は、寿製薬で創製されたコレステロール吸収阻害薬です。本薬は、小腸における胆汁性および食事性コレステロールの吸収に関与するコレステロールトランスポーター「Niemann-Pick C1-like 1(NPC1L1)」を選択的に阻害することにより、血中のコレステロールを低下させます。これまで国内において、脂質異常症への治療を目的とした前期第2相臨床試験を寿製薬が実施してきましたが、本契約締結に伴い、塩野義製薬が寿製薬の協力のもと、今後さらなる臨床試験を実施し、本薬の有効性および安全性を確認していく予定です。 塩野義製薬は、重点疾患領域の一つとして代謝性疾患に注力しており、高コレステロール血症治療薬であるクレストール(R)を日本国内で販売しておりますが、KT6-971は、スタチン製剤であるクレストール(R)とは異なる作用機序によって血中のコレステロールを低下させる作用を持つことから、スタチン製剤ではコントロール不良、または効果が不十分な患者さまのほか、より多くの脂質異常症の患者さまに新たな治療の選択肢と治療効果を提供できることが期待されます。塩野義製薬は、寿製薬の協力のもと、KT6-971の開発・販売を通じて代謝性疾患の治療に貢献できるよう、今後も努力してまいります。 ルンドベックと武田、米FDAに抗うつ新薬の承認を申請 2012年 10月 2日 17:33 JST 記事を印刷する [コペンハーゲン 2日 ロイター] デンマークの医薬品大手ルンドベック(LUN.CO: 株価, 企業情報, レポート)は2日、提携している武田薬品工業(4502.T: 株価, ニュース, レポート)とともに米食品医薬品局(FDA)に対し、抗うつ薬「vortioxetine」の承認申請を行ったと明らかにした。ルンドベックは、同社の主力抗うつ薬「シプラレックス」が特許切れを迎えるため、代替新薬の販売を目指していた。「シプラレックス」は、米国と日本では「レクサプロ」として販売されている。同社の開発・研究責任者は、今回の承認申請は「うつ病の新しい治療薬の選択肢の可能性を評価する上で重要な一歩だ」と述べた。ルンドベックは先週、欧州の規制当局に対し「vortioxetine」の承認申請を行っていた。
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