iPS準備に新装置開発島津、不要細胞を自動除去 反応0 島津製作所(京都市)は19日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を扱う上で、不要な細胞を自動除去する装置「CELLPICKER(セル・ピッカー)」を開発したと発表した。これまでは手作業で行われていたため、熟練度によって差が出ていた。装置を使えば初心者でも効率良く細胞除去できるとしている。体のさまざまな細胞に変化するiPS細胞を準備する際には、良質なものだけでなく、質の悪い細胞が混ざってしまう。一般的な作業工程では研究者らが顕微鏡で観察しながら、不要と判断した細胞を一つずつピペット(液体の計量器具)で吸って取り除いていた。装置は既存の顕微鏡に接続して使用。人が手でしていたピペットを扱う作業を機械的に行う。価格は219万円(税抜き)で4月に発売を開始する。国内の大学などの研究所や企業をターゲットにしており、1年間に50台の販売を目指す。
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