ゼネックス、紫外線殺菌器でテルモと販売契約 病院内紫外線殺菌システム大手の米ゼネックス・ディスインフェクション・サービスは18日、自社開発した紫外線殺菌ロボット「ライトストライク」について、医療機器メーカー大手テルモとシンガポールでの独占販売契約を結んだと発表した。ゼネックスは、日本でもテルモと同様の契約を結んでいる。ライトストライクは希ガス「キセノン」による発光を利用し、病室や手術室の壁やドアノブなどに紫外線を照射して殺菌する装置。細菌に紫外線が照射されると、細胞内のDNAが反応、分解などを起こし、死滅するといわれる。通常は壁やドアノブなどの殺菌は清掃員が行うが、拭き残しが発生したり、薬剤耐性菌への効果が薄かったりすることが課題となっている。ライトストライクを使うことで、院内感染の原因となる薬剤耐性菌やエボラウイルス、ノロウイルスなどの殺菌が期待できるという。ゼネックスは「最近の臨床感染症に関する調査では、シンガポールの医療業界で院内感染が懸念事項に挙げられている。ライトストライクを投入することで院内感染の減少に貢献できる」と説明している。
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