横山勇生=編集委員中外製薬は、未治療の局所進行または転移を有する肝細胞癌(HCC)を対象に、抗PD-L1抗体アテゾリズマブとベバシズマブの併用療法とソラフェニブの単剤療法を比較するフェーズ3試験を4月から開始した。4月24日に同社が開示した決算説明資料の中で明らかにした。国際共同フェーズ3試験IMbrave150に参加した。IMbrave150試験において、併用療法群の患者には21日間を1サイクルとして、1日目にアテゾリズマブ1200mgとベバシズマブ15mg/kgが投与される。ソラフェニブ単剤療法群には、21日間を1サイクルとして、毎日ソラフェニブ400mgが1日2回投与される。主要評価項目は、全生存期間(OS)と研究グループ評価による奏効率。副次評価項目は、無増悪生存期間(PFS)、増悪までの時間(TTP)、奏効期間など。ClinicalTrials.govには、国内の治験参加施設6件が掲載されている。
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