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Thursday, July 19, 2018

日本超音波輔助抽血技術臨床運用静脈が見える!「血管可視化装置」の使い勝手は? 医療現場でどう活用されているのか


( エーブィエ バイオファーム) 2018/07/18 11:00 伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス 出典: 日経メディカルOnline2018718日 , (記事は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります) 近赤外光を皮膚に照射することで非侵襲的に血管走行を映し出す「血管可視化装置」。20184月に医療機器大手のテルモが、5月には高知大発ベンチャーのプラス・メッドがそれぞれ新製品を発売し、にわかに注目を集めている。見えにくい血管への穿刺時に便利とされるが、実際の使い勝手はどうなのか?現場の声を取材した。

クリックすると拡大した画像が開きます 血管可視化装置は、血液中のヘモグロビンが近赤外光を吸収する性質を利用して、非侵襲的に血管走行を可視化する装置だ。直視下では血管を確認しにくい人や血管が細い人、複数回穿刺をしている人、血液透析を行っていて血管が石灰化している人などへの穿刺の補助を目的に開発された。装置には、反射光方式と透過光方式の2種類が存在する(写真1)。反射光方式では、可視化したい部位に近赤外光を当てて反射波を検知し、血管像を皮膚に投影したりモニターに表示する。透過光方式では、可視化したい部位の背面から近赤外光を当て、皮膚を透過した光をカメラで検知してモニターに血管を映し出す。反射光方式は皮膚の浅い部位にある血管のみが対象なのに対して、透過光方式ではより深い部分にある血管も映し出せる(表1)。一方、透過光方式では、近赤外光を放射する装置と受光装置の両方が必要となる。今回発売された、テルモの「ベインビュア」は反射光方式、プラス・メッドの「アクセスビュー」は反射光方式、と「アートビュー」は透過光方式となっている。


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