2018/09/03エムスリーは8月31日、医療機関の治験業務支援を行う新日本科学SMOの全株式を取得することで、その親会社である新日本科学と合意したと発表した。エムスリーグループでは SMO事業を展開しており、新日本科学SMOを子会社化することで、提携施設は約1300施設、治験専門スタッフは約450人、売上業界シェアは約15%と「業界トップクラスの規模」になるとしている。株式の取得は10月1日の予定。取得価額は10億円。新日本科学は、主たる事業領域として、前臨床事業とトランスレーショナルリサーチ事業への集中化を進めており、国内SMO事業は、国内大手グループへの集約が進んでいることから、他社との提携を含めた事業再編を検討していた。その中で「ITインフラや顧客基盤を活用した新たな成長が期待できる」と判断し、エムスリーへ新日本科学SMOの全株式譲渡を決めた。エムスリーはグループ各社との連携で「ITを駆使したさらなる治験支援のe化を加速していく予定」としている。
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