2012年7月10日 11:00 大正製薬ホールディングスが、同社の完全子会社である大正製薬および大正製薬の完全子会社である加州大正製薬による、メキシコの製薬企業グループ4社の買収を完了したと発表。これにより、メキシコにおけるOTC医薬品事業への本格参入が可能となり、メキシコ及び北米地域での事業拡大を図る。今回買収したのは、メキシコの代表的な医薬品メーカーであり、複数の有力な製品と生産設備を有しているCompania Internacional de Comercio,S.A.P.I.de C.V.(CICSA社)、Grupo Imperial,S.A.de C.V.(GI社)、Kosei, S.A.de C.V.(KOSEI社)、およびVitacilina Corporation of America(VitaCorp社)の4社で、株式を各100%取得。GI社はCICSA社の不動産およびその他資産の管理・賃貸業務を行っており、KOSEI社はCICSA社に対して人事サービスを提供、VitaCorpは米国における医薬品の販売業務を実施しており、CICSA社から製品の供給を受けていた。今回の買収により、大正製薬HDの連結決算に影響を与える4社売上高は約23億円となる。 今回の買収により事業拡大をにらむ北米地域、特に米国は現在30万種類以上のOTC医薬品が市場に流通しているという。こうした中で、海外におけるOTC医薬品事業に関しては東南アジアを中心に展開していた大正製薬HDが、今回取得した基盤を軸にどういった動向を見せるのか。今後の動向が気になるところである。
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