Thursday, September 13, 2012

乳幼児に肺炎をもたらすRSウイルス感染急増

 20120914 RSウイルス感染症は、主に乳幼児の間で、秋から冬にかけて流行するものだ。発熱やせきなど、風邪によく似た症状があらわれ、初めての感染では重症化し、肺炎や脳症などを引き起こす場合もある。国立感染症研究所の調べでは、2012年9月2日までの1週間で、全国の約3000の小児科においてRSウイルス感染症と診断された患者は前の週と比べて1.7倍と急増している。その数、1998人。この10年で最も早いペースで増えているという。同研究所は、例年よりも早く流行のピークを迎える可能性が高いとしている。また、患者数を都道府県別に見ていくと、福岡県で433人、東京都で251人、宮崎県で177人と、九州で多くなっているようだ。
徹底した対策の呼びかけ RSウイルスの感染から乳幼児を守るには、手洗いなど、対策を徹底する必要がある。また、症状自体が風邪とよく似ているため、病院を受診せず、重症化してしまうケースもあるという。同研究所の安井良則主任研究官は、「患者のほとんどが重症化しやすい0歳児で占められている。熱が下がってもせきが続いているようであれば速やかに医療機関を受診して欲しい」と呼びかけている。

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