金沢工業大学は6日、米を原料とする市販の甘酒に便通改善やコレステロール低減効果があるとされる成分が含まれることを確認したと発表した。研究成果は、日本農芸化学会で発表された。研究チームは、市販の甘酒14種類を分析。難消化性タンパク質の一種で、便通改善やコレステロール排出促進、肥満抑制効果などがあるとされる「プロラミン」の含有量を測定した。同成分の有効量は1日あたり約113mgとされている。米麹と米のみから製造された甘酒では、コップ1杯分(約150ml)に機能性を発揮する量のプロラミンを含むことが推測された。今後、同成分を高含有する甘酒の開発を目指すとしている。
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