Thursday, October 4, 2012

後発薬で国保医療費抑制へ岡山市が利用促進図る

    ネリック医薬品の取り扱いを知らせるポスターを掲げた薬局=岡山市北区 岡山市は、増え続ける国民健康保険(国保)医療費を抑制するため、安価なジェネリック医薬品(後発薬)の利用を促進する新たな対策を始める。後発薬より高い先発薬を使った国保加入者に対し、後発薬とした場合に軽減できる金額を個別に通知。本年度は1万人を対象とし、切り替えを促す。後発薬は開発コストが大幅に抑えられるため、価格を先発薬の5070%程度と安く設定できる。市は国保加入者の7月の診療報酬明細書(レセプト)を分析。高血圧や糖尿病などの慢性疾患で継続的に服用する先発・後発の両方がある薬について、加入者がどちらを使ったかを薬名で見分ける。先発薬を使った人のうち後発薬との差額が大きい順に5千人を抽出。7月の実際の自己負担額との差額を記した通知書を今月25日に発送する。12月下旬にも、9月分のレセプトを基に差額の大きい別の5千人を抽出して通知する。国保加入者の医療費は加入者が3割(70歳以上は1割)、市が国保会計から残りを保険給付費として負担する仕組み。市は差額通知で先行する他市の実績などから、本年度で約5千万円の保険給付費の軽減効果を見込む。

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