Wednesday, July 18, 2018

血管可視化装置 StatVein


( エーブィエ バイオファーム) 血管走行を見せて患者の満足度を高めるクリックすると拡大した画像が開きます神奈川県横浜市にある川村内科診療所では、2017年から血管が見えにくい患者の採血や点滴の穿刺時に静脈可視化装置「StatVein」を使用している。血管が見えにくい患者に対して、StatVeinで血管の走行を確認した後、指先で血管の位置を確認しながら穿刺を行っている。また、血管触知で血管が確認できたにもかかわらず穿刺しても採血できない場合、他の看護師を呼んで再度StatVeinを当ててもらうこともあるという。血管の位置が間違っていないことが確認できれば、迷わずにもう少し深く穿刺できるというわけだ。「指先の感覚に加えて血管走行が確認できれば、確実に採血することができるので有用」と川村内科診療所看護師長の宇山恵美子氏は強調する。

クリックすると拡大した画像が開きます血管走行の可視化で患者の満足度も高まる。例えば、血管が網目状に走行している患者は、穿刺できても検査に必要な量の血液を採取できない場合が多い(写真2)。その際、「穿刺をして少量の血液が出てきたのになぜ採血できないのか」「失敗したのではないか」と不信感を抱く患者もいる。その際にStatVeinを使えば、「『この血管は網目状に走行しているから採血できないので別の血管を使います』と患者に説明できる」と川村内科診療所理事長の川村昌嗣氏は話す。穿刺が困難な患者は、別の医療機関でも複数回の穿刺を経験している人が多い。そのため、「目で見て納得できるのは良い」と患者からの反応も上々だという。

 


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