2018年7月26日 (木) 日本介護食品協議会(東京千代田区)では、会員企業を対象に行ったユニバーサルデザインフード生産実績調査(2017年)で、生産数量・出荷金額ともに対前年比二桁増と、引き続き増加傾向であることが示された。同協議会では、高齢社会の一層の進展を背景に「今後も介護食品(ユニバーサルデザインフード)のニーズはますます高まっていくと予測される」として、一般の利用者層はもとより、医療・介護・福祉等の方面への啓発も積極的に行っていき、在宅介護におけるQOL向上に取り組んでいく考えだ。ユニバーサルデザインフード(UDF)とは、日常の食事から介護食まで幅広く利用できる食べやすさに配慮した食品で、レトルト食品や冷凍食品などの調理加工食品をはじめ、飲み物や食事にとろみをつける「とろみ調整食品」など様々な種類がある。商品パッケージには、協議会が制定した規格に適合する商品だけについている「UDFマーク」が記載され、利用者が選びやすいよう「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」「舌でつぶせる」「かまなくてよい」──の四つの区分を併せて表示している。
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