2012年8月24日(金曜日)バイオベンチャーのカイオム・バイオサイエンス(東京都新宿区)は、中外製薬の子会社でサテライト研究所と位置付けられているシンガポールの中外ファーマボディー・リサーチ(CPR)との間で委託研究取引に関して基本契約を締結した。中外製薬が中部ブオナビスタにあるバイオ研究施設バイオポリスに先月、新規抗体医薬品の創薬に特化したCPRを開設したことを受け、今回の契約に至った。2007年から中外製薬との間で委託研究契約を結んでおり、08年からは新たにカイオムの独自の創薬基盤技術であるADLibシステムを核としたモノクロナール抗体の作製に関して共同研究契約を締結していた。今年6月には両社の委託研究契約を2年間延長している。CPRは中外製薬4カ所目のサテライト研究施設。シンガポールでは、完全子会社ファーマロジカルズ・リサーチのポストゲノム研究所に続き2カ所目の研究施設となる。同社が独自開発した「リサイクリング抗体」と「スイーピング抗体」の技術を活用することで、より治療効果を高める可能性を持つ抗体医薬品候補を効率的に創薬することを目標としている。
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