毎日新聞2012年08月10日東京朝刊難病治療のオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)の研究開発に取り組む日本ケミカルリサーチ(JCR、兵庫県芦屋市、芦田信会長兼社長)は、成長ホルモン製剤の電動式注入器を医療機関向けに新発売した。対象は成長障害の「成長ホルモン分泌不全性低身長症」の患者で、これまで注射の前に手作業でしていた粉末状の薬と液体を混ぜる溶解操作が、ボタン一つでできるようになったという。新発売の注入器「グロウジェクター2」は、ハンディータイプで「パナソニックヘルスケア」(東京都港区)と共同開発した。ボタンを押すと針を刺し、製剤を注入、抜針。針が器具で隠されているため、注射の苦手な子どもの恐怖心を和らげられるという。新製品は従来、手作業だった刺針以前の溶解操作を自動化。JCRは「微妙な力加減やスピード調整が不要になり、液漏れなどを減らし、より患者さんの使い勝手の良さを目指しました」とPRする。成長ホルモン製剤は、ホルモン分泌の少ない低身長症の子どもに投与。就学前や小学校低学年の患者が、平均的な身長に伸びるまで、毎日のように家族の手助けなどを受けながら注射。より確実さが求められていた。
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