Wednesday, October 3, 2012

大幸薬品が、『ネコカリシウイルス(ノロウイルスの代替)

に対する二酸化塩素ガス発生ゲル剤の有効性の検討』について発表-- 流し台のモデル環境で99%のウイルス減少を実証 2012.10.2 18:18 大幸薬品株式会社 大幸薬品株式会社(本社:大阪府吹田市内本町三丁目3414号、代表取締役社長:柴田 高)は、201291112日に、東京都品川区で開催された「日本防菌防黴学会・第39回年次大会」にて、『ネコカリシウイルス(ノロウイルスの代替)に対する二酸化塩素ガス発生ゲル剤の有効性の検討』の実証結果について発表しました。 http://www.seirogan.co.jp/news/0142.pdf 今回の実験では、バイオセーフティ施設※の流し台(調理場やトイレなどの流し台を想定)を用いて、当社が市販する「クレベリン ゲル」と同型の「二酸化塩素ガスを発生するゲル剤」(以下 ゲル剤)のノロウイルス代替に対する有用性を検討しました。その結果、流し台にゲル剤を設置することでノロウイルスを不活化できる可能性を示唆する結果が得られました。 実験は、バイオセーフティ施設※の流し台の隅にゲル剤を置き、その流し台の3箇所にガラスシャーレを設置後、それらのガラスシャーレ上にノロウイルスの代替ウイルスであるネコカリシウイルスの浮遊液を滴下しました。5時間後、ウイルスを回収し、常法によりウイルス感染価を求めて評価しました。その結果、ゲル剤を設置した場合では、設置していない場合と比べて、1つの場所ではウイルスの数が99.9%以上減少し、残りの2つも99%以上減少することが確認できました。 本研究成果は、簡易に設置できるゲル剤が、多くの施設でウイルス除去できる可能性を示唆しており、現行の薬剤の清拭やスプレーによる衛生対策を補完できる候補の一つになるものと考えております。 実験内容、結果について詳しくは当社ホームページにあるプレスリリースをご覧ください。 http://www.seirogan.co.jp/news/0142.pdf 当社は、これまで、1.インフルエンザ、ロタ、ジステンバー、HIV、ヘルペス、麻疹、手足口病、B型肝炎など各種原因ウイルスやノロの代替ウイルス、2.黄色ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ菌、カンピロバクター菌、セレウス菌など各種細菌、3.黒コウジ、黒カビ、赤カビ、青カビ、くもの巣カビ、白癬菌など各種のカビ・真菌、4.花粉、ダニ、カビなどアレル物質、5.糞便臭、生ゴミ臭、タバコ臭、ペット臭、加齢臭などのニオイなどにおける二酸化塩素の働きについて数々の検証を行ってきました。 今後も主要な研究テーマのひとつとして、さまざまなウイルスや細菌、アレルゲンなどに対する二酸化塩素の有用性の検討をはじめ、物性の基礎的研究や安全性ならびに実生活に基づいた研究を続けてまいります。※バイオセーフティ施設… 細菌・ウイルスなどを取り扱う実験室・施設。充分な安全管理の下、実験を実施する。

 

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