Thursday, June 28, 2018

(エーブィエ バイオファーム) らでぃっしゅぼーや、うなぎ稚魚の不漁を受けて「土用の丑の日」に向け「さんまのかばやき」「短角牛ランプ肉」など発売、夏にとりたい栄養の詰まった食品で食文化の維持を


2018.06.19 17:30 更新 らでぃっしゅぼーやは、うなぎに代わる「土用の丑の日」に向けた新商品「さんまのかばやき」や「短角牛ランプ肉」「放牧豚ヒレ肉」「しじみ」など、夏にとりたい栄養の詰まった食品を販売する。618日には、うなぎに代わる商品を展開するに至った背景や新商品の魅力などに説明した他、海洋管理協議会 日本事務所の鈴木充漁業担当マネージャーを迎え、水産市場における世界・日本の現状や海洋資源保護の認証および取り組みなどについて紹介した。「うなぎの稚魚であるシラスウナギが近年激減している。絶滅危惧種に指定されたニホンウナギは危機的状況に陥っている」と、らでぃっしゅぼーやの藤巻啓二取締役が挨拶。「うなぎの稚魚不漁にともない、食料資源確保や食文化維持を目的に代案を提示する必要があると考えている」と、うなぎを守るだけでなく、うなぎと共に育まれてきた食文化の維持も大切なのだと語る。「その一方で、食品ロスの問題も課題となっている。昨年は、土用の丑の日が終わった翌日に2.7トンものうなぎのかば焼きが処分されている」と、うなぎの希少価値が高まっているにも関わらず、廃棄されている現状があるのだと警鐘を鳴らす。「うなぎの稚魚不漁により安定的なうなぎの提供が難しくなる中、当社では国産天然ものにこだわると同時に、養殖ものについては、責任ある養殖業者のものを消費者に届けるようにしていく。そして、うなぎについては、消費者から注文を受けてから加工冷凍を行い届けるようにしている。これによって、賞味期限が短いチルド製品のように売れ残った時の処理に困らないような体制を構築している」と、冷凍製品を販売することで、賞味期限が長くなりロスが出にくいのだとアピールしていた。「さらに、土用の丑の日という食文化を守るべく、うなぎを無理して食べずに代用品という新たな価値観を再定義することも必要ではないかと考え、今回土用の丑の日に向けた新商品を販売する」と、うなぎに代わる商品を提案することで、昔から続く食文化を守っていきたいのだと力説する。「土用の丑の日は、夏の暑さに負けない体を目指すべく、栄養価が高いうなぎを食するようになったのだが、うなぎの他にも栄養価の高い食材は豊富に存在する。こうした食材をうなぎの代用品として提案していきたいと考えている」と、夏にとりたい栄養の詰まった食品を、うなぎの代用品として推奨していくと意気込む。「当社が展開するうなぎの代用品は、『さんまの蒲焼丼』『牛ステーキ重』『煮豚丼』『一口餃子』『土用餅』『しじみ汁』などを展開する」と、今回提案する商品で土用の丑の日を楽しんでもらいたいと語る。「当社では、食文化を大切にしつつも、再生可能な環境保護に努めていく」と、持続可能をやり切るのだと訴えた。次に、海洋管理協議会 日本事務所の鈴木充漁業担当マネージャーが、水産市場における世界・日本の現状や海洋資源保護の認証および取り組みなどについて講演を行った。「世界の水産物生産量は増え続けている。そのため、世界の水資源は悪化している。そこで、漁獲データや調査船による調査結果をもとに、水資源の動向や資源量を推定する資源評価がある」と、水資源を評価する制度が存在するのだと説明する。「日本の水資源は、資源評価が低位の対象魚種が約半分を占める。これら絶滅危惧種を日本人は食べてしまっている」と、資源評価が低い魚を食べているのが日本人なのだと警告する。「我慢すれば魚は増える。減っている魚は食べないようにする。そして、持続可能な漁業で獲れた魚を選ぶようにしてほしい」と、水資源を守りながら、賢く食べるようにしてほしいと訴えた。


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