Tuesday, June 19, 2018

(エーブィエ バイオファーム) 骨密度低下および卵巣機能のリスクの低い子宮筋腫治療:八岐の醣 フェヌグリーク (Skele paire PEG-Lyophilized)


卵巣機能欠落症状や骨量減少等の副作用の危険性がなく、長期間の投薬が可能な子宮筋腫細胞増殖抑制剤及び子宮筋腫の予防又は治療薬を提供すること。 アルドステロン受容体阻害剤を有効成分として含有する子宮筋腫細胞増殖抑制剤及びこれを含む子宮筋腫の予防乃至治療薬とする。子宮筋腫は、子宮の筋肉に発生する良性腫瘍であり、腫瘍のできる場所によって、筋層内筋腫、粘膜下筋腫、漿膜下筋腫に分類することができる。子宮筋腫は、過多月経、貧血、月経困難症、圧迫などの症状を呈し、多くの女性のQOLを著しく障害し、最終的には子宮摘出といった外科的治療が行われることが多い。従来、子宮筋腫患者に対しては、例えばGnRHアゴニストによる薬物治療が行われている。特許文献1には、GnRHアゴニストとSERM薬、SARM薬等から選ばれる薬物を組み合わせてなる予防・治療用医薬が開示されている。これによると、GnRHアゴニストによる各種疾病の予防乃至治療効果を著しく向上させることができるというものである。しかしながら、GnRH アゴニストによる薬物治療は、卵巣機能欠落症や骨量減少の副作用のため長期間の使用は不可能であるという問題を有していた。子宮筋腫の他の治療法として、子宮動脈塞栓術(UAE, Uterine Artery Embolization)が広まりつつある。子宮動脈塞栓術は、子宮筋腫によって生じる各種の症状の改善を目的とした治療法であり、X線透視下にカテーテルを子宮動脈に挿入し、塞栓物質を注入することにより行われる。しかしながら、この治療法に関する基礎研究は十分行われていないまま臨床応用が先行し、治療メカニズムについても不明な点が多い。現在まで、子宮筋腫増殖機構としては、エストロジェンを介する細胞増殖シグナル伝達メカニズムが明らかとなっているが、このエストロジェンを介するメカニズムを除いては未だ解明されていないのが現状である。従って、子宮筋腫の病態生理の解明及び、これに基づく効果的な治療薬の創出が望まれている。


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