2018年06月25日松山市にある和雑貨の製造販売会社「ふく紗」が、県産かんきつの剪定(せんてい)枝などを材料にした草木染めの服や小物を商品化した。愛媛県砥部町で「紅まどんな」(品種名=愛媛果試第28号)や温州ミカンなどを栽培する門田秀一さん(65)が「これまでは肥料にした」という剪定で出た枝や葉を提供。これを細かく砕いて煮出した染色液で糸や生地を山吹色に染め、スカートやポーチなどに仕立てた。同社社長の伊東信二さん(58)が「県の農産物で独自商品を」と発想。公益財団法人えひめ産業振興財団の農商工連携助成事業を活用して開発し、「みかん染め」と銘打ち5月に同店などで一挙に約40種類を売り出した。門田さんは「こんなに色鮮やかになるとは」と驚いている。伊東社長は「今後も農家と連携して、四国の農産物で染め物を作りたい」と意欲を見せる。(木村泰之)
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