幹細胞を移植し卵巣機能を改善臨床研究を厚労省に申請皮下脂肪から採取した幹細胞を卵巣機能の衰えた患者の卵巣に移植して機能改善を図る臨床研究を、民間の不妊治療施設「新宿ARTクリニック」(東京都新宿区)が厚生労働省に申請していたことが20日分かった。同日開催の厚労省科学技術部会で明らかになった。申請は更年期障害の治療を目的としているが、成功すれば高齢女性の妊娠に道を開く。幹細胞を生殖器官に移植する臨床研究は国内では例がないとみられ、倫理面での議論を呼びそうだ。部会では、専門家が計画の妥当性を検討する「ヒト幹細胞臨床研究に関する審査委員会」で今後議論を始めることが決まった。2012/08/20 21:24 【共同通信】
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