公開日時2012/08/20 05:00 日本ピージージー製造は8月20日から、膀胱がんに用いる抗がん剤イムノブラダー膀注用(一般名:乾燥BCG膀胱内用日本株)について、日本化薬と共同で販売促進活動を行うことになった。両社が3日に発表したもので、同じ乾燥BCG膀胱内用製剤でサノフィ・アベンティスのイムシストの供給不足問題に対応するため、09年11月までイムシストを扱っていた日本化薬と組むことで、販促活動を広く展開できる体制を整える。イムシストの供給不足は、製造するサノフィ・パスツールのカナダ工場が改修に伴い製造を一時中止していることがある。サノフィ・アベンティス日本法人によると、カナダ当局との協議の結果、品質基準には合致しているものの、今後製造を継続していく上でのリスクを踏まえ、「予防的措置」として改修することになり、13年後半には終える予定という。この状況に対応するには日本ピーシージーは、自社だけでは手に負えないとして、日本化薬と提携する必要があると判断。流通、販売業務は日本ピーシージーが行い、販促は共同で行う。
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