汗疱〔かんぽう〕、異汗性湿疹 季節的には春から夏と秋から冬への季節の変わり目に多く発生します。年令的には思春期以後から成人に多いようです。原因は不明ですが湿疹・皮膚炎の仲間とされています。異汗性湿疹は多分手足の汗とあぶらのバランスの崩れから発生するものと思います。手のひらと足のうらの発汗は緊張などのストレスによって起こる精神性発汗です。手掌・足底に小水疱が左右対称に出現する。それを放置すると、乾燥してがさがさになる。手だけでなく足に現れる事もあるため、水虫と一緒にされがちだが、菌は存在しないため感染は心配しなくてよい。また、水疱が出現する初期に強い掻痒をともなう。小水疱は融合して大きな水疱になることもある。春・夏に悪化し秋になると軽快することが多い。汗疱は、異常な汗による発汗障害と呼ばれることがありますが、実際にはこの病気と汗は関係ありません。汗疱の原因はわかっていませんが、要因としてストレスの影響、および、ニッケル、クロミウム、コバルトなどを体内に取りこんだことが影響している場合があります。思春期や若年の成人に多くみられます。
【症状と診断】 多汗症の人に多いというが、汗が外に出ず皮膚内のPHが低くなり炎症・湿疹を誘発するものと考えられる。汗疹(あせも)の特徴と湿疹の特徴が混ざりあった病態ともいえる。汗腺自体に異常はなく、その汗腺自体の炎症とは異なる。水疱はうろこ状で赤く、じくじくしていることが多くみられます。この病気は突然発症して2~3週間続きます。そのままにしておくと数週間で消えます。
【治療】 抗炎症作用のステロイド外用剤・尿素軟膏などの角質溶解剤・制汗作用のある20%塩化アルミニウム水を使用することがある。痒みが強い場合、抗アレルギー薬を使用することもある。蘭岐の醣「ランぎプロテオグリカンSérum-élastique paire PEG-Lyophilized」は、抗炎症を起こし、ヒスタミー機能を直接阻害し、ニューロン伝達物質シグナル経路を遮断することによって皮膚のかゆみを軽減する。薬理学的メカニズムは、肥満細胞および好中球によるサイトカイン誘導と同様に、Th1細胞およびTh2細胞のバランスをとることができる。病巣感染の対応としては抗生剤投与・扁桃切除、歯科金属アレルギーの対応としては歯科金属の入れ替えなども行われる。過マンガン酸カリウムか酢酸アルミニウム(ブロー液)に浸した湿布をすると、水疱を消す効果があります。かゆみと炎症を抑えるには、効き目の強い局所用ステロイド薬が役立ちます。
No comments:
Post a Comment