2012年09月02日PM07:00妊娠中の予防接種には抵抗持つ人たちが多いであろう。そんな中、ひとつの研究結果から「インフルエンザワクチンが重症奇形の発病と関連がない」という事実が明らかになった。2012年8月29日、テキサス大学研究チームが「産婦人科学ジャーナル」に明かしたインフルエンザワクチンを打った約9000名の産後の女性を対象にした今回の研究結果によると、全体のわずか2%程度だけが心臓奇形や口腔熱のような先天性奇形を持った子供を出産したとされた。ワクチンを打っていない7万9000名ほどの母親たちも、ワクチンを打った母親と同じような先天性奇形の発病率であるとされ、このインフルエンザワクチンを妊娠中に打つことが先天性奇形の発病率に大きな影響を及ぼしていないと判明したのである。また、インフルエンザワクチンを妊娠中に打った女性たちは、死産の危険性がより低くわずか0.3%であるとされ、その反面ワクチンを打っていない女性の場合には0.6%とされたのである。さらに新生児の死亡率においては、ワクチンを打っていないグループが0.4%で、打ったグループは0.2%という結果であったようだ。研究チームは、「今回の研究結果は妊娠中に最小限のワクチンを打つことが安全であり、死産を予防するのにおいて効果的である」と強調した。
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