Tuesday, June 5, 2018

(エーブィエ バイオファーム) ノーベル賞も受賞!上皮細胞増殖因子“EGF” スキンケアにおける効果とは


最近よく見る「EGF」、「FGF」といった成分について解説してくださいますか?なんでも「上皮細胞増殖因子(EGF)」ということで、火傷治療など、皮膚再生を必要とする医療分野で使われているというふれ込みです。年齢を重ねると不足し、EGFに関しては、表皮に働きかけ皮膚細胞の再生を促して、老化に対処できるとか・・・肌の新陳代謝(ターンオーバー)が少しずつ解明され、様々な生体活動に関係している因子が発見され、また治療に使えそうな研究が進んでいます。EGF(上皮細胞増殖因子)は1962年に発見された成長因子の一つです。FGF(線維芽細胞増殖因子)も成長因子の一つです。これらは、いずれも人体で生産され働いているタンパク質です。EGFは、アメリカのスタンリー・コーエン博士が発見し、その功績を称えられ1986年、同僚のリータ・レーヴィ・モンタルチーニと共にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。上皮細胞でも主として表皮細胞のターンオーバーを適切にしていくことに利用できないかと研究が進んでいます。一方FGFは、真皮層構造物を作っている線維芽細胞を増殖することで、真皮層の破損や劣化の再生に利用できないかと研究がされているものです。EGFもFGFも皮膚医学・皮膚治療にさらなる貢献をしていくことが期待されますが、化粧品分野での活用には、複数の未知なる発見・発明(改革)が必要だ…というのがサッポーの見解です。これらは、表皮細胞基底層(細胞)あるいは真皮層(細胞)に働きかける因子だからです。したがい、効果的に活用されているのは医療の分野に限られています。

化学のイメージ 2005年に化粧品成分としても使用が可能となり、化粧品に配合されるようになりました。しかし、実際に細胞の再生を促すのではありません。このような働きを持つ成分が配合されている……という段階に留まっています。実際に基底層や真皮層で働くようにするには、例えばイオン導入のように、最表層にある肌(バリア層)を超えて、その部位に適切な方法で、リスク少なく送り届ける必要があります。肌に塗るだけでは本来の効果は得られないのですね。


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