Tuesday, May 22, 2012

メディネットなど、多発性骨髄腫対象のガンマ・デルタT細胞療法の共同臨床試験を開始

 株式会社メディネット(以下「メディネット」)は、多発性骨髄腫(i)を対象としたガンマ・デルタT細胞療法(ii)(以下、「γδT細胞療法」)の有効性評価を目的に、医療法人社団滉志会 瀬田クリニックグループ(以下、「瀬田クリニックグループ」)、日本赤十字社医療センター(以下「日赤医療センター」)、順天堂大学医学部附属 順天堂医院(以下「順天堂大学」)と共同で臨床試験を開始しました。   2005年より、メディネットは、既存治療とは異なる作用機序により根治を目指す治療法の開発を目指し、日赤医療センターと瀬田クリニックグループと共同で、多発性骨髄腫を対象としたγδT細胞療法の自主臨床研究(iii)を実施し、6例中4例で免疫グロブリン(Mタンパク)(iv)の減少または安定化を認めるなど、γδT細胞療法の安全性を既に確認しており、新たな治療法になりうると期待しています。  その研究結果を踏まえ、本多施設共同臨床試験では、骨髄腫細胞を根治する治療法の開発をさらに進めるべく、くすぶり型(v)や化学療法などで有効な結果が得られた多発性骨髄腫を対象に、γδT細胞療法の有効性を評価します。   本多施設共同臨床試験は、日赤医療センター血液内科 部長 鈴木 憲史医師および順天堂大学血液内科 主任教授 小松 則夫医師を研究責任医師として実施されます。共同臨床試験組織内では、瀬田クリニックグループが、免疫細胞の加工および免疫学的検査などを担い、メディネットが、免疫細胞の加工に係る基礎データの提供、免疫学的検査支援などを行います。また、本多施設共同臨床試験は、早期エビデンス構築に向けて、適切に臨床統計の専門家のアドバイスを受けながら開発を進めていきます。        

 

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