愛媛県・宇和島徳洲会病院で2010年4月に行われた病気腎移植 厚生労働省の専門家会議は23日、腎がん患者の腎臓を治療のため摘出してがんを切除した上で慢性腎不全の別の患者に移植する病気腎移植を、医療保険が一部適用される先進医療として承認しないとの判断を示した。移植の臨床研究をしている宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)が申請していた。 専門家会議は臓器提供者(ドナー)から摘出の同意を正しく取ったことを証明する資料がなく、摘出後の健康状態についても追跡期間が短く安全性を確認できないと指摘。移植を受ける患者の選定基準の公平性や発がんの危険性の評価などにも多くの課題があり、先進医療と認めるにはデータが不十分と結論付けた。2012/08/23 19:22 【共同通信】
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